dokudokuchan’s blog

自分を認める第一歩

確定拠出年金の一時脱退金を受け取ったお話

 

どうも、どくどくちゃんです。

 

1年近くブログを放置してしまっていたのですが、そういえば備忘録…と思い出したのでまた再開します。笑

 

今回はこちらのトピックスでお話します。

 

どうぞお付き合いください。

 

 

確定拠出年金の一時脱退金を受け取ったお話

わたしが働いていた会社では、退職金代わりに企業型確定拠出年金制度を利用していました。毎月のお給料の1部を運用して資産形成をするアレです。ちなみに野村證券から提供されているサービスを利用していました。

退職する時にいろいろ調べるのが大変だったのと、結構手続きに時間がかかったので、もしこれから一時脱退金を受け取りたい人がいれば、参考になればいいなと思います。

 

退職後にやらなきゃいけないこと

退職が決まった後、会社から退職後に自分で行うことについて連絡を受けました。

・傷病手当は退職後は自分で出すこと

・失業給付の受給開始の延長を申請すること(ハローワーク

国民健康保険か在職時に入っていた健保の任意継続に加入するか決めること(国民健康保険なら役所、任意継続なら健保)

国民年金に切り替えをすること(役所)

確定拠出年金の運用について手続きすること

 

ん~~~やること多すぎる~~~!!!

国民健康保険に入って早めに保険証がほしかったのと、確定拠出年金は時間がかかることもあると話を聞いたので、役所と確定拠出年金を手始めにやっつけることにしました。

 

確定拠出年金について

退職してからだいたい1か月くらいすると、確定拠出年金の記録関連運営管理機関(人によって異なります)から、加入者資格喪失手続完了通知書や資格喪失時の手続きの案内が送られてきます。

ちょっと難しいことが書かれているのですが、ここで「難しいから放置しちゃおう」と放置して、資格喪失月の翌月から6か月をすぎてしまうと、今まで運用していた資産が自動移管されてしまい様々な手数料が取られてしまうので、早めにアクションを起こしたほうが良いです。

※脱退一時金をもらうにしても一定の手数料はかかります。わたしはだいたい1万円くらいでした。

 

選択肢

退職後の確定拠出年金の選択肢は2つあります。

①脱退一時金を受け取る(条件あり)

②個人型の確定拠出年金プランに入る

 

①の条件というのが、

 

【1】

・企業型確定拠出年金の加入者資格喪失後、確定拠出年金の加入者にも運用指図者にもなっていないこと

・個人別管理資産額が15,000円以下であること

・最後に企業型確定拠出年金の加入者資格を喪失してから6か月を経過していないこと

 

【2】

国民年金保険料の納付免除者であること

確定拠出年金の障害給付金の受給者ではないこと

・最後に企業型確定拠出年金の資格を喪失した日から2年以内であること

・通算拠出期間が3年以下、もしくは個人別管理資産額が25万円以下であること

・企業型確定拠出年金の資格喪失時に脱退一時金を過去含め受給していないこと

 

【1】【2】どちらかの要件をすべて満たす場合のみ、脱退一時金を受け取ることができます。

 

わたしの場合は、退職時に人事部の人から「どくどくちゃんは脱退一時金を受け取る要件に合うと思うからそっちの手続きをしたほうが楽だよ」と連絡をもらっていたので、②の検討はしませんでした。というか検討する余裕がなかった。

 

 〈どくどくちゃんの状況〉

・退職し、失業している状態になるので国民年金保険料の納付免除がおそらく通る

確定拠出年金の障害給付金の受給者ではない

・資格喪失してから2年以内(に脱退一時金の申請をする)

・通算拠出期間が3年以下

・脱退一時金をいままで受給していない

 

コールセンターに連絡

脱退一時金を受け取る場合も個人型に移管して運用を続ける場合も、運営管理機関(わたしでいうところの野村證券)の移管手続きコールセンターに連絡をすることになります。本人確認のためにいろいろ聞かれるので、半年に一回くらいの頻度でもらう「確定拠出年金お取引状況のお知らせ」(お知らせが来た時点での資産や自分が運用した金額、そこから計算した損益などが書かれている書類)を手元に用意しておいたほうが安心です。

それから、「退職したので脱退一時金の受け取りをしたい」と伝え、脱退一時金を受け取れるかの要件を確認しました。その中で、脱退一時金の手続きには2~3か月かかりますとのお話が…。なっが…。

退職金代わりだと思っていたので、割と早めにもらえるのかな~なんて考えていましたが、そんなことはありませんでした。

後日、脱退一時金を受け取るための書類が郵送されましたが、添付書類に”国民年金保険料の免除通知書””野村証券の受付日から3か月以内に発行した住民票の写し”が必要になるので、取り寄せてからはしばらく眠っていただきました。オヤスミ~

 

役所での手続き

次に、役所に行きました。

国民健康保険国民年金には同時に加入手続きができました。必要なものもほとんど同じなので、両方とも手続きしてしまうのが楽です。

ただし、確定拠出年金の一時脱退金をもらうために必要な国民年金の免除申請は、区民事務所や出張所ではできないこともあるようなので、窓口で対応してもらうときに「退職したので国民健康保険国民年金に入りたい」「国民年金の免除申請がしたい」と伝えるのがおすすめです。国民年金の免除申請書をもらうことができます。

自治体によっては、コロナ対策として国民年金の加入届や免除申請書を郵送してくれるところもあるみたいです。

本当は脱退一時金の申請に必要な住民票の写しも欲しかったのですが、免除申請の通知が来るまでに時間がかかるそうなので、無駄にならないように後日住民票の写しをもらいに行っています。

国民年金の加入と免除申請

加入はその日のうちにできますが、免除申請の通知までまるまる2か月かかりました。 

先述していますが、資格喪失の翌月から6か月を経過してしまうと手数料を取られてしまうので、この国民年金の免除申請の期間を考えて動くことを強くおすすめします。

 

国民年金に入るための持ち物

・本人確認書類(免許証やパスポートなど。自治体によって有効な本人確認書類が異なる場合もあるので、各自治体のHPで検索しておくことをおすすめします。)

・年金手帳

・退職日の確認ができる書類(退職証明書、資格喪失証明書、離職票など)

 

わたしの退職した会社では、健康保険と厚生年金の資格喪失証明書が一枚になっていたので、それを提示しました。

あわせて、自宅近くの役所が区民事務所だったので、国民年金の免除申請書を受け取り、自宅で申請書の記入などしました。

免除申請書は、年金番号や申請期間などの記入と離職票などのコピーが必要になります。もしわかりにくければ、役所の年金課や、日本年金機構へ連絡してみるといいと思います。

 

国民健康保険に加入

国民健康保険に入るための持ち物

・本人確認書類(免許証やパスポートなど。自治体によって有効な本人確認書類が異なる場合もあるので、各自治体のHPで検索しておくことをおすすめします。)

・健康保険資格喪失証明書(会社に発行してもらう)

マイナンバーカード(持っていれば)

国民健康保険の保険証(同世帯に国民健康保険に加入している人がいる場合)

・キャッシュカード、通帳、銀行届出印

 

ちなみにわたしの場合、マイナンバーカードを持っておらず、住民票を実家から移して彼氏と同棲し世帯主はそれぞれ分けているため、本人確認書類と健康保険資格喪失証明書が必要でした。

わたしの住んでいる自治体では、保険料の支払いは原則口座振替のためキャッシュカードなどが必要だったようですが、その場で口座振替の手続きはせず、「口座振替もできるので利用してくださいね」とお声かけしていただくのみでした。(保険料の納付書が自宅に郵送されています。)

保険証もその日のうちに受け取ることができました。

 

脱退一時金を受け取る

必要な書類

野村証券から送られてきた脱退一時金を受け取るための書類

国民年金の免除通知書のコピー

・住民票の写し(3か月以内)

 

長かった書類集めも終わって、必要なものはすべてそろいました。

書類に必要事項を記入して、郵送してまたしばらく待つと…。

 

ようやくお金が口座に入りました~!

 

脱退一時金を検討する人へ

・退職から諸連絡含め約5か月での入金

・脱退一時金を受け取ると次に退職した際は個人型確定拠出年金を運用する必要がありそう。

・人によっては課税対象となり得る

 

わたしの場合は検討せずにアクションを起こしてしまいましたが、よく考えて個人型に移管するか、脱退一時金を受け取るか選択したほうがよいかと思います。

正直、「数か月後のお金の工面が無理そうだ」って方以外はそのまま移管しちゃったほうがいい気もしないでもないなって思いました。

 

おしまい